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神話の里フェスティバル

宮崎県高千穂町/九月十六日〜十七日

 

「天孫降語の地、日本神語のふるさと」と住民が自負する高千穂町は、宮崎と熊本の県境にある人口一万八千人の町。緑豊かな自然や神話、伝統に彩られた伝統文化を素材とし、手づくりの乗りとして始まったフェスティバルは、今年で八回目を数えます。今年は高千穂町神楽の注連(しめ)護りに使われる彩り物の「火」にちなんで、「火のまつり」をテーマに高千穂町総合運動を主会場に開催されました。

 

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初日は、正午から神楽の舞い込みと神事。開会式で餅播き(せんぐ)で幕開きの後、高千穂夜神楽「神降」「地割」「日の舞」が披露されました。
続いて上野臼太鼓(高千穂町)、阿蘇の「虎舞」、沖縄・豊見城町青年団のエイサー、さしき尚巴志太鼓などの演技が次々と登場。夜の部になると、ハートフルライブ「喜納昌吉とチャンブルース」のコンサート、御神火祭、花火大会が行われました。
二日目、高千穂夜神楽の五番が舞われた後、地元「鳴瀧合本陣太鼓」と文化財愛護少年団による「古武道技」の模範演技があり、県外から参加の「江戸町火消し」(東京)、「山鹿灯ろう」(山鹿市)、「ネーネーズ」(沖縄)コンサートなど、各地の伝統芸能の神髄と、若者を対象にしたライブ演奏で県内外から訪れた観光客がフェスティバルを堪能しました。一方、会場の周辺では高千穂牛や農産物などの特産品バザーがあり、チビッコ広場では大道芸能やチンドンヤが子供達を喜ばせました。
周辺の観光地には高千穂峡、天岩戸神社があり、高千穂神社では観光客のために毎夜、夜神楽が舞われています。

 

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